最近の車体整備①:タービンのオイル漏れ
何しろ、旧い車なので、色んなところからオイル漏れがあります。で、多少の漏れなら気にしない、という考え方もあるのですが、バイオディーゼル燃料を「エコ」であるという以上、そのイメージをことさら悪化させるようなオイル漏れはなんとかしておきたい。
ということでまず整備したのが、ターボエンジンの要である「タービン」のオーバーホールです。
タービンからのオイル漏れは、排気管の中へのオイル漏れにもつながり、結果として、オイル由来の煙(黒煙)が排ガスに出てしまいます。とくにしばらく車に乗っていないときやイベントなどでアイドリングをずっと続けた後に、黒煙がひどく出るので、これはなんとかしなければと思っていました。
ただ、そこがメルセデス・ベンツですから、純正品のタービンを新たに買うとなると、普通にまともな中古車一台が買えるような額になります。
というわけで、いつもの松山自動車販売さんになんとかなりませんか、とお願いすることに(^^;
色々相談した結果、松山自動車販売さんを通して旧車のタービンでもオーバーホールしてくれる業者さんにタービンを送って、オーバーホールしましょうということになりました。価格は取りつけ工賃含めて約10万といったところです。これでも痛い出費に違いはありませんが、新品のタービンを購入するのに比べれば1/4以下です。
で、これがオーバーホール後のタービンです。
外側のハウジングやブレードが交換されていて、綺麗な銀色になってますね(^^
で、交換後の印象ですが、まず肝心のオイルの煙ですが、以前は1週間も車に乗らなければ、初めのうちかなり出ていた黒煙が、目視できないほどになりました。少なくとも室内のバックミラーからは全く確認できません。これで当初の目的は達成です。
さらに非常に嬉しかったのが、エンジン自体がとてもトルクフルになったことです。元のタービンは、オイル漏れだけでなく、ブーストもかなり落ちていたのでしょう。それが回復して、トルクフルになり運転しやすくなりました。
ディーゼルエンジンの場合は、ガソリンエンジンのターボと違って、ブーストがきちんとかかる方が、燃焼効率(燃費)の向上やNOx等の排気抑制にも有効なので、今回の整備は非常に重要であったと思います。
これで将来予定しているバイオ燃料と軽油の排ガス比較実験などにも使える条件が整ってきたといえるでしょう。
投稿日 : 2012/09/04 | カテゴリー : トラブル・コンディション, 車体側詳細, 近況/その他, 進行状況 |