車体側作業の大詰め
ベンツ本体の改造作業が大詰めとなっています。
今回のSVOシステムでは、天ぷら油をトランク内のリアクターで暖めながら、エアポンプで容器内を加圧して、圧送し1μフィルターでろ過する予定です。
本日はそのフィルターハウジングをルノー松山さんにもっていきました。
このフィルターハウジングは既製品ですけれど、やはりステンレス製でとっても綺麗。
少し大きめに見えますが、このぐらいの方がろ過効率も高く、圧損も少ないだろうとみています。が、実際のところは、やってみないとわかりません(笑
このハウジングのいいところは、下部にドレインがあることです。
天ぷら油を暖めた後、水分が分離してくるわけですが、ここのフィルターハウジング内で分かれた水分をドレインから排出してやることができます。
つまり、水分は容器の下に沈んでろ過された油だけが上の方から抜けていくという仕掛け。
あと、トランク内の内装もとてもすばらしい感じになってきてます。
装置にあわせてステンレス板やアルミ板を使って化粧板や上記ハウジング・コネクター類をつけるためのパネルをトランク内壁に設置してもらっています。
これは非常にいい感じ。
さらにさらに、車体下のヒーター配管をもう一度見直して、燃料パイプのそばをヒーター配管がなるだけそばに沿うように設置しなおしました。
黒いヒーター配管の右脇にある細い配管が燃料パイプです。
燃料パイプのそばにヒーター配管がくるメリットとしては、トランクの燃料タンクからエンジンルームまで送液中に燃料(天ぷら油)が冷めにくくなることです。
今後断熱シート等でヒーター配管と燃料配管を一緒に包むようにすれば、理想的な寒冷地対策となります。
さて、このような感じで、車体側の作業は現在大詰めを迎え、いよいよ明後日納車となる予定です。その後は大学で学生さんや愛媛洋行の白石さんたちと協力しながらプラント設置作業に取りかかることになります。
さあ、学生祭まで間に合うか!?