ただ今、ベトナム

大気汚染や家電・自動車ゴミ等のリサイクルに関する調査のため、現在ベトナムの首都、ハノイに来ています。

経済発展の著しいアジアの国々では、かつて日本が経験したような汚染や公害問題が現在進行形で起きています。また、廃棄物処理やリサイクルのシステムについても整備が遅れています。これらは一見日本に住む我々の生活と関係ないようでいて、実はグローバル経済・資源（廃棄物）循環の中で深くつながっています。

道行くバイクのほとんどはＨＯＮＤＡですし、家電ゴミの多くにＳＯＮＹやＴＯＳＨＩＢＡのラベルが張ってあります。現地で消費、廃棄されるものに加え、日本からこれらの国々に輸出された製品（中古・ゴミ？含む）が最終的にどのように処理されているのか？ 実はよく分かっていないことも多いわけです。で、色々調べてみると人や環境にとってかなり好ましくない状況がある、ということがわかってきました。

ベトナムはじめ多くのアジアの国々が、日本が戦後50年かけて経験した工業化や市場経済・資源循環の国際化を、ほんのここ10年や数年の間にものすごい勢いで成し遂げ、また多様な問題を抱えたまま進もうとしています。

日本国内に持続可能な社会システムを作っていくと同時に、今しばらくは続くであろう、大量消費・大量廃棄のグローバル化にどのように対処すべきかという複雑な問題があるわけです。

まあ、堅い話はこれぐらいにして、

結局ベトナムのおいしいご飯をいただきつつ、楽しむところはきっちり楽しんでいたりする私。

そして明日から都市郊外の家電ゴミリサイクル場や都市ゴミ集積場に行ってきます。

とてもギャップの激しい日々（笑

というわけで、今月は2週間ほどベトナムに滞在するため、「天ルネ」の方はちょっとお休みです。

いずれ「天ルネ」inベトナムをお伝えできることを夢みつつ。