「フードマイレージ」とは?
こんにちは、ヒトエコ編集部の吉田です。
突然ですが、皆さん「フードマイレージ」という言葉をご存知ですか?
フードマイレージとは、食料の輸入量と輸送距離を掛けて算出する、食料の環境負荷の大きさを示す指標のことです。
野菜を例にしてみると、近所の畑で収穫されたものと中国から輸入したものでは、輸入品は輸送の際に多くのCO2を排出し、それだけ環境に負荷を掛けたことになります。
農林水産政策研究所の2001年の試算によれば、日本は約5,800万tの食料を1万5,000km輸送していて、フードマイレージに換算すると、約9,000億t・kmにもなるそうです。
これは、アメリカや韓国の約3倍、イギリスやドイツの約5倍、フランスの約9倍と他国よりも圧倒的に多い数値となります。
最近では、NGOの「大地を守る会」が、フードマイレージを【poco】(ポコ)という単位で計算するキャンペーンを展開していたり、また、環境への負荷の低い国産食材を多く取り扱う飲食店の目印として「緑提灯」が広まりつつあります。
緑提灯は、店舗入口付近に緑色の提灯に「地場産品応援の店」の文字と星が並んでいます。
この星は、カロリーベースで地場・国産品を50%使用していれば1ツ星、60%なら2ツ星、90%なら5ツ星と、そのお店の食材に占める地場・国産品の割合を星の数で示しています。
ホームページ上で、日本全国の緑提灯を掲げているお店を探すことが出来るので、外食の際のお店選びの参考にしてみては?
※日経トレンディ参照